槍の墓場 と 光の種

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【詩】「超★エキサイティングなドリンクでトばせ!」 2015年12月20日作成

煮えたぎるマグマ 凍れ 凍れ
粗悪な太陽 輝く空 落ちる鉄屑 時よ止まれ
窓一面に張り付くは牡蠣のエキス


蠅が 蠅が 蠅が 飛び回り燃えて
虫が 虫が 虫が 蠢き騒ぐ
床には勿論、豚の臓物
全て腐りかけで申し訳なく懺悔


どうせ飛べやしない光 身に着けたまま落ちて
ここで濁って そこでダベって 別離 ずっと


畑になるのは爆発したスイカばかり
右から左から いやごめん嘘だ
やはり右上から 気違いじみた笑いが聞こえる


僕の右手はすでに無いけど
舌だけは5メートルは伸ばせるんだ
だから君に このマントを捧げよう
深紅の裏地が よく似合うと思うから


全体的に黄色い世界が広がって
理由の無い恍惚 ペプシコーラの渦
これはきっとカフェインの罠
全能感 全能感 そして絶頂 愛 愛 愛 愛 愛


サティスファクション症候群の僕ら
きっとずっといつも求めるのは
夢と希望と愛にあふれたファンタジック我々ワールド
そんなもんを望みながら味わうのは
いつもインスタントカップラーメン
悲しいくらいに超美味い


だからエロ本をばらまくんだ この世界に
アダルトビデオは少し刺激が強すぎるから
エロ本くらいがちょうどいいだろ
アダルトサイトとかお前、何もわかってねぇな


いつも軽く心臓が痛い 右の腰骨の辺りも痛い
体調が優れている時なんか3ヶ月に一度くらいしかない
死にたいくらいにハワイに行きたい
お手軽な躁鬱をアイデンティティとして身に着けたい


そろそろこの時も終わる 何かが切れる時間が来る
また買いに行こう お手軽なヘッドバッド
何も意味なんてない どこにも 探したって無駄だ
薄汚れちまった我々 悲しみすらどこにもない